神経眼科


大学病院での
円滑な連携医療
全国でも少ない神経眼科を専門とする外来であり、視神経炎、遺伝性視神経症、眼球運動障害、瞳孔異常などに対して適確な診断を行い、最先端の診療を提供しています。全身状態と深く関連する疾患も多いため、必要に応じて採血検査や、CTおよびMRIなどの神経画像検査を行います。他の眼科領域とは異なり、治療のタイミングを逃せば重篤な転帰をたどる症例もあるため、神経内科、内分泌内科や脳外科と連携して円滑で的確な診断を心掛けています。
当講座の臨床研究
研究の目的
神経疾患は診察のみでは診断が難しい事も多い。視神経の腫脹の原因も炎症や虚血、うっ血と多岐にわたっており原因検索のためにはMRIや採血などが必要となる。
診断までに時間がかかることも多く、外来での視神経血流測定は侵襲なく、診断の補助となりうる。
視神経の血流をレーザー スペックルを用い測定し、視神経炎と虚血性視神経症の鑑別の研究を行っている。
また、多施設共同研究にて遺伝性視神経症、難治性視神経炎の研究も行っている。
現在行っている研究の内容
視神経疾患における視神経血流の研究
レーザー スペックルを用い視神経炎と虚血性視神経症の臨床研究を行っている。
日本におけるレーベル遺伝性視神経症の患者データベース作成 共同研究
代表研究機関 神戸大学によるレーベル遺伝性視神経症患者の臨床研究。
難治性視神経炎における免疫グロブリン製剤および生物学的製剤の使用状況・治療効果についての多施設後方視的研究 共同研究
代表研究機関 北里大学による難治性視神経炎の臨床研究。